ギミック・ラブ ~年下小悪魔の上手な飼い方~《完》
だけどそんなの、嘘なんでしょ?


あなたはそんなふうに、
何人もの女を抱いてきたん
でしょ?


あたしだけ特別だなんて――
そんなこと、信じられない
――…。



「ん………はぁっ」


ようやく唇が解放されて、
あたしは思わず大きな声を
出して呼吸した。


柚木クンの顔は見えない。

彼はあたしの肩口に顔を
うずめて、まだ強くあたしの
体を抱いている。


首を動かそうにも、柚木
クンはそれをさせまいと
しているようだった。


「だけど……奪えない。

オレの大好きな顔を、オレが
消し去ることになる」


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