ギミック・ラブ ~年下小悪魔の上手な飼い方~《完》
右の耳元で、少しくぐもって
そう聞こえる。
(大好きな顔?
どういうこと?)
疑問を口にするタイミングも
ないまま、唐突に柚木クンの
体があたしから離れた。
そのまま柚木クンは一歩
後ろに下がり、あたしと
距離をとる。
恐る恐る見上げた彼の顔は、
悲しげな笑いを浮かべていた。
「最後の夜はムリそうだな。
さすがに冷静に過ごす
自信がないよ」
自嘲的にそう言って。
柚木クンは素早く周囲に
目をやると、ソファの背に
かけておいたジャケットと
コートをつかんだ。
「ちょっ……どこ行くのよ!?」
_
そう聞こえる。
(大好きな顔?
どういうこと?)
疑問を口にするタイミングも
ないまま、唐突に柚木クンの
体があたしから離れた。
そのまま柚木クンは一歩
後ろに下がり、あたしと
距離をとる。
恐る恐る見上げた彼の顔は、
悲しげな笑いを浮かべていた。
「最後の夜はムリそうだな。
さすがに冷静に過ごす
自信がないよ」
自嘲的にそう言って。
柚木クンは素早く周囲に
目をやると、ソファの背に
かけておいたジャケットと
コートをつかんだ。
「ちょっ……どこ行くのよ!?」
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