ギミック・ラブ ~年下小悪魔の上手な飼い方~《完》
「……そう。

ファズは元気? 
もうすっかりおじいちゃん
犬でしょう」


言いながら、蘭子が体を
擦り寄せ、首に両腕を
まわしてきた。


瞬也はそれを受け止め、
抱擁で答える。


「まだまだ元気だよ」


「そう。それはよかったわ」


短く囁いて、ねだるように
自分を見上げる蘭子に、
瞬也はキスを与えた。


ついばむように何度か唇を
合わせてから、ゆっくりと
隙間を割り、徐々に舌を
絡ませる。

知り尽くしている、彼女の
好きなキス。


「あ……んふっ……」


漏れる息と声が、静かな
広い空間に響いた。


やがて二人は衣擦れの音を
させながらより強く抱き合い、
舌と体を今まで以上に
もつれ合わせる。


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