ギミック・ラブ ~年下小悪魔の上手な飼い方~《完》
「……行きましょ」


蘭子が目線で示すのは、
ベッドルームへと続くドア。


瞬也は何も答えずに、ただ
そっと蘭子の腰を抱き、
支えるようにそのドアへ
足を向けた。


入った室内はヒーターで
暖められており、その用意
周到ぶりに瞬也は思わず
笑いそうになる。


(……ホントに、好き者)


肉食系女子とは、まさしく
彼女のことを言うんだろう。

そんなことを考えながら、
瞬也は蘭子を糊のきいた
シーツの上に押し倒した。


緊張どころか、なんの
心構えも必要ない。

これは、生活の一部の
ように当然なものとして、
もう何年も繰り返してきた
ことなのだから。


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