ギミック・ラブ ~年下小悪魔の上手な飼い方~《完》
別れの言葉すらない、
無機質な手紙。


たった……たったこれだけ?


本当にこんなにあっさりと、
あなたはここを出ていくんだ?


突然やって来て、無理矢理
住み着いて。

散々あたしに、迷惑かけて
おきながら――。


「……最低っ……!」



初めて、涙が流れた。


彼がいなくなったことで
あたしが流す、初めての涙。


その熱い雫の意味を、
自分でもわからないまま。


あたしは彼が残したあまりに
悲しいラストメッセージを
握りしめて、声を殺して
泣き続けた……。





     ☆☆☆☆☆


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