ギミック・ラブ ~年下小悪魔の上手な飼い方~《完》
そうして夜には、
また彼女に奉仕をする。
いつの間にか、演技は
プロ級と言っていいほどに
うまくなった。
彼女は気づかない。自分が
本当は少しも熱くなって
いないことも、頭の中では
彼女を満足させることだけを
考えて、バカがつくほど
冷静なことも。
ただ彼女は、与えられる
快感に溺れ、歓喜している。
本当に……彼女は、
何が欲しいのだろう?
蘭子を抱きながら、瞬也は
もう何度そう思ったかしれない。
どれだけ抱いても、心が
彼女に傾くことはない。
引き取って養ってくれた
恩に答え、そこにいる
大義名分が欲しかったから、
こうなることを受け入れた。
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