ギミック・ラブ ~年下小悪魔の上手な飼い方~《完》
「どうしてそんなこと
するんですか?

あなたはもう柚木クンの
後見人じゃない。
どこに住んで何をしようが、
彼の自由なはずです!」


声を震わせてそう言うと、
蘭子さんは即座にフンッと
鼻で笑った。


「だから言ったでしょう?

後見人じゃなくても、瞬也は
私のものなんだって。

あの子だってそれは
わかってるの。ただ少し
旅をしたくて、私の家を
出ていたけどね」


「そんなっ………」


(違う。そんなの嘘だ――!)


たしかに柚木クンは言ってた。
『オレはずっと彼女の所有物だ』
なんてことを。


でもあの時の彼の表情は、
とてもそれを心から納得
して受け入れてるようには
見えなかった。


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