ギミック・ラブ ~年下小悪魔の上手な飼い方~《完》
「ただ、どうにも余計な
ことを気にしてるみたい
だから、それを取り払って
あげたかったの。

……ねぇ、里中美咲さん。

これで、もう二度と瞬也に
関わらないと約束して
くれるかしら」


唐突に――本当に、あたしの
話も一切無視していきなり
彼女が取り出したものに、
あたしは目を真ん丸に見開いた。


バッグから出したらしい
それは、薄い茶色の封筒。

四角い何かを入れてある
ような、数センチの厚みが
あって……。


「――――――!」


お金――札束だと気づいた
途端、今まで以上に激しい
怒りが全身を駆け抜けた。


けれど蘭子さんは、そんな
あたしの異変には気づかずに
話を続ける。


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