ギミック・ラブ ~年下小悪魔の上手な飼い方~《完》
だけど、タイミングが悪かった。

というか、手遅れだったと
いうべきかな?


その時にはもう、あたしに
とって柚木クンは、黙って
忘れていけるような存在
じゃなかったんだから。


「会社を吸収合併から
救ってくれたのは、ありがとう。

あたしもいつまで社員で
いられるかわかんないけど、
それは本当に感謝してる」


言いながら、あたしは
小さく右足を踏み出した。

柚木クンとの距離が、
さらに縮まる。


「だけど、あたしにも
ちゃんと責任取って。

仕事も会社も大切だよ。
だけどもう、このままじゃ
終われない」


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