ギミック・ラブ ~年下小悪魔の上手な飼い方~《完》
サラリと言ってのけられた
セリフに、あたしはとっさに
両手で頬を覆うしかない。


だけど柚木クンは、なおも
あたしの羞恥心を煽るように、


「オレのキスで感じたん
でしょ?」


「なっ……バッ、バカな
こと言わないで!!」


「だから言い訳してもムダ
ですって。顔にそう書いてる」


「か、書いてないわよっ」


「里中さん、彼氏いましたよね。

なのにそんな顔してるなんて
意外だな。

もしかして、満たされて
ないんだ?」


「……………っ!?」


もはや会話にもなってない。


柚木クンは一方的に、
あたしを掻き乱す言葉
ばかりを紡ぎ出す。


_
< 59 / 469 >

この作品をシェア

pagetop