ギミック・ラブ ~年下小悪魔の上手な飼い方~《完》
「うん、ちょっと友達と
約束が……」


とそこまで口にした時、
ツンツンと左の腕がつつかれる。


見ると、奈々がニヤニヤ
した笑いを浮かべて、
小声で囁いてきた。


「あたしはいいわよ。

女友達とのビンボー飲み会
より、彼氏でしょ」


「え、でも……」


あたしの方が誘ったのに。


「いいってば。拓巳クンと
仲良くやんなさい。

あたし、先に行ってるね」


ポンポンとあたしの肩を
叩き、奈々はエレベーター
ホールへと歩き出す。

気をきかせてくれたらしい。


(うー、ゴメンね、奈々)


『……美咲? どうしたんだよ』


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