ギミック・ラブ ~年下小悪魔の上手な飼い方~《完》
「あ、ゴメン。

友達と飲み行こうかって
話もあったんだけど、
なくなった。だから大丈夫よ」


ここは素直に奈々の好意に
甘えて、あたしは拓巳に
そう告げた。


……実際、会えるなら
拓巳に一番会いたい。

そうすればきっと、どうでも
いいこととか、スパッと
忘れられる。


『そっか。

それじゃあまた、俺が
そっち向かっとくよ。
7時半くらいでいい?』


「うん、いいよ。
あたしも終わったら拓巳に
電話する」


『ああ。んじゃ夜にな」


通話が切れたことを確認
してから、携帯を下ろし、
折りたたんでバッグにしまう。


_
< 90 / 469 >

この作品をシェア

pagetop