ギミック・ラブ ~年下小悪魔の上手な飼い方~《完》
「マンネリにウンザリしてても、
抜け出そうとしない。

里中さんは怖がりなんですね」


「………は? 何言って――…」


「そうでしょ?

だからそんなの、オレに
してみれば子供だって
言ってるんです。

それに馬鹿げてる。
好きでもない相手と、
無益なセックスを繰り返す
なんてね」


「―――――っ!!」


――もう、我慢の限界だった。


あたしはキッと柚木クンを
睨みつけると、右手で彼の
頬を思い切り打った。


パシーンという高い音が、
エントランスの天井に
反響して響いてる。


周囲の視線が集まるのにも
気づいたけど――もうそんな
ものは、かまってられなかった。


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