ギミック・ラブ ~年下小悪魔の上手な飼い方~《完》
そして、わずかにあたしの
耳に顔を寄せ、悪魔の
ような囁き声で、


「何も、じゃないですよ。

少なくとも、あなたがその
拓巳って彼氏に満足して
ないことは知ってる」


「………!? 決めつけないで!
そんなことはないわ!」


「あるでしょう?

でなきゃ、どうして昨日
オレに感じたりしたのかな」


「かっ――…」


―――感じてなんか、ない。


そんなこと――絶対に――…。


「………あれ? 
反論しないんですか?」


白々しい口調に、嘲りの
感情が滲み出てる。


………悔しい。


こんな屈辱を感じたのは、
きっと初めてだ。


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