執事の恋人~召しませ。お嬢様~
「・・・春華に目隠しをして欲しかったのは…自分の顔を見られたくなかったからだ」



「斗希・・・!?」



「・・・春華が初めてだってコトは重々承知の上だった。逆に、怖がらせたみたいだね…ゴメン…」



斗希は私に謝罪の意を込めて、拘束していた両腕のネクタイを外した。



「・・・ちゃんと、優しくするから、瞳を閉じて、俺に身体を預けてくれ。春華」




斗希は普段、話す優しい声音で、私の耳元に囁きかける。


獰猛な獣となった斗希に抱いた恐怖感は一掃された。








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