執事の恋人~召しませ。お嬢様~
「お嬢様は私とこうなるコトを望んでいたはずです…」



私の中に自分の杭を深く打ち込み、私を詰りつける斗希。



「さぞかし、お幸せでしょ?大丈夫です。直に痛みはなくなります…」



「!!?」



「私がこの痛みを取り除いて、差し上げます…」



斗希は激しく腰を突き上げた。



言葉とは裏腹な行動。


私は気を失うような激痛を身体に味わう。激痛から逃れようと思わず、斗希の背中に回した指先に力を込める。
斗希の肌に爪を食い込ませてしまった。









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