執事の恋人~召しませ。お嬢様~
私の身体を貫く、斗希は獰猛な獣の牡。



私は斗希に翻弄されて、初めての夜伽を終えた。



失いかけた意識は僅かな甘い快楽で保っている。

目覚めの微睡みのように、瞳の焦点が定まらない。

「お嬢様…」


私は斗希を声に無視。



「お気に召しませんでしたか?お嬢様。初めてなのですから、痛みが伴うのは仕方のないコトです…」



そう私を嗜めながら、斗希はベットから、出る。

私は背中越しに斗希の言葉を聞いていた。



ふと…振り返ると、

斗希は執事服を着込み、手には白い手袋をはめていた。



「新しいシーツをお持ち致しますので、お待ちください」
そう言って、斗希は部屋を出て行った。
















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