執事の恋人~召しませ。お嬢様~
俺たちだけの閉塞的な世界に、世間のモラルは通用しない。



俺たちは深く、本能に身を任せて、落ちてゆく。



俺は軽く彼女たちとキスを交わしていった。



「!?」
俺の視界に入り込む影。


俺は振り返り、教室の窓を見た。




「どうしたの?斗希」



「いや…少し、待ってくれ」


俺は立ち上がって、自分の身体に纏わりつく彼女たちのご機嫌を伺い、一人一人引き剥していった。



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