執事の恋人~召しませ。お嬢様~
「斗希!!」



猫たちが俺たちの元に待ちきれずやって来た。



「あら?あなたは岩木の妹」


そう言えば2年にまどかの義理の兄貴が居たっけ。


「・・・お前の兄貴は確か…生徒会の副会長だったな」
兄貴の話を少ししただけで、まどかの表情は変わった。



「・・・」
まどかは俺に何も返さず、踵を返して、その場から立ち去った。




そんな挙動不審なまどかの態度に俺は首を傾げた。


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