執事の恋人~召しませ。お嬢様~
誰にも悟られまいと封じた想い。



俺はまどかに知られてしまったーーー・・・




記憶を棚を整理して、必死に思い出すけど…俺には覚えが無かった。
無意識に、春華の名前を口にしたんだと思う。


それくらい、曖昧だった。



「・・・」


「伊勢谷さんには婚約者居るんでしょ?」


「俺はもともと執事だ。執事とお嬢様の恋愛は禁止だ」


「禁断の恋?」


「・・・別に恋なんてしてない!」


< 178 / 300 >

この作品をシェア

pagetop