執事の恋人~召しませ。お嬢様~
午後からは遊希さんのお爺様の仕事で外出。


私は一人、自室で夏休みの宿題をしていた。


デスクの端に置かれたスクールブレス。


ジンクスなんて私と斗希の恋には何の効力もない。


私と斗希の恋が成就するのは奇跡に近い。



「失礼します…」


斗希が私に飲み物を運んできた。



「ありがとうー」


「宿題ははかどっていますか?」


「まぁー」




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