執事の恋人~召しませ。お嬢様~
「・・・図星だったとは…すまない」



岩木先輩と私はベットの端に並んで、腰を下ろす。



「・・・互いに同類だったから…わかったのかもしれない」



他人には言えない恋をした私たち。
秘めた恋は片恋よりも、辛く切ないかもしれない。



誰にも相談出来ず、ひたすら想い続ける日々。



「・・・今でも、岩木さんのコトを…」


「・・・」



岩木先輩は何も言葉を紡がず、黙り込む。

先輩の横顔は儚げな表情を浮かべていた。


一度は周囲に咎められ、痛い思いした二人。
もう一度、元の鞘に戻るのは、難しいんだろう。







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