執事の恋人~召しませ。お嬢様~
「・・・」



岩木は俺の春華に対する想いを知っていた。


まどかがバラしたのか?



「・・・」
激しく動揺してしまって、次の言葉は出てこない。



「…あなたは何人かの女生徒からスクーリングを受け取っているみたいですね。それは全て返還して、全校生徒の前で『誓約式』をしてください。そうすれば、全て俺の胸の中に仕舞っておきます」



「『誓約式』?」



「まどかとあなたのスクーリングを交換するんですよ。指輪の交換みたいなもんです。あなたがまどかと付き合うコトを全校生徒の前で、公言してください」





< 211 / 300 >

この作品をシェア

pagetop