執事の恋人~召しませ。お嬢様~

~斗希side~

執事は主人の命令には絶対服従。




それがたとえ、理不尽な命令でも。
執事の職務として全うしなければいけない。



春華は俺にそう命令して、ミルクを喉に通す。



「・・・」


俺は春華が飲み終わるまで待っていた。



まどかの兄貴と春華が深い関係にあるのは知っていた。


でも、俺には何も言えない。


俺が教えられないコトを岩木が教えてくれるかもしれないから。


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