執事の恋人~召しませ。お嬢様~


「私は斗希を心から愛してます。執事とお嬢様の関係でも、私には婚約者がいても…。キモチは真っ直ぐにあなたを想っています」



「お嬢…様…」



斗希は何も言わず、ベットの上に座り込み私を見つめる。



「俺に何をしろと言うんですか?お嬢様は…」



「私をさらって下さい・・・。暁の彼方に」



「・・・春華!?」


斗希は私の名前を呼ぶ。


「・・・私はあなたがスキ…スキ、スキ…言葉では言い尽くせない程、スキ」


秘め続けた想いが身体の奥を焦がしていく。

もう止まらない…

私の愛しい人ーーー・・・






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