執事の恋人~召しませ。お嬢様~

~春華side~

私たちは横浜の自宅に戻った。



斗希は正式に安達社長夫妻の養子に。


年が明けるのも待たずに、アメリカに留学するコトが決まっていた。



もうすぐ、クリスマス。


大広間の中央に大きなモミの木を置き、二人で飾りつけ。



「・・・」


「・・・」



私たちは晴れて、お嬢様と執事から恋人に。

屋敷でも甘い雰囲気に浸るコトができた。



「お嬢様…これはもう少しこちらに飾った方が?」


「お嬢様ではなく、春華でしょ?」


「屋敷内では一応、執事として振舞えと兄貴から…」






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