執事の恋人~召しませ。お嬢様~
後ろを振り返ると、意地悪く口角を上げる遊希さんの姿。



「遊希さんの意地悪…」


「・・・お嬢様…何を根拠にそのようなコトを」


「・・・」


「あとは星だけだな・・・」


モミの木のてっぺんに飾る星を持ち、二人で見つめるクリスマスツリー。



「ねぇー斗希は私に何をくれるの?」


「それはクリスマスの夜のお楽しみです♥お嬢様」


「・・・」


斗希は私の耳元でそう囁く。


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