執事の恋人~召しませ。お嬢様~
長い前髪の間から見える二つの瞳は切なげな感情を孕ませていた。



そんな視線を向けられ…私は急に罪悪感で心は満たされる。



「お嬢様はサディストですか?」


私がサディスト??


跪いていた斗希はゆっくりと立ち上がった。


潤んだ瞳が近づく。



「お嬢様は私に何を望んでおられるのですか?」


「斗希!?」


「お嬢様の仰せのままに…させて頂きます」


「!!!?」


そう言って…斗希は私の肩に手を乗せて…唇を重ねた。





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