執事の恋人~召しませ。お嬢様~
翌朝。


俺は兄貴に呼び出された。


「夜伽の話は考えてくれたか?お前が指南役にならないのなら…ウチの親父がするそうだ」


大旦那様と春華は敷地は同じだけど、別々の邸宅で暮らしていた。


芝草家は代々…伊勢谷家に仕える執事の家柄。


俺の父親は大旦那様に仕える執事。



「大旦那様もこの縁談には大賛成だ…」


「しかしウチの親父は…55歳のジジィだろ??」


「・・・適任はお前だと皆思ってるが…お前がしないのなら仕方がないだろ?」


「・・・」






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