執事の恋人~召しませ。お嬢様~
会社の資金繰りがうまくいってないコトは…遊希さんから教えてもらっていた。



「その借金を…大久保さんに肩代わりして貰ったんだ…」


「・・・」


この縁談は私を身売りしたみたいカタチじゃない!!



「この写真では自分の足で立っておられるが…事故で今は車椅子に乗られている…」



車椅子!?


「お爺様はそのような男性と私に結婚しろと言うんですか?」


「春華…!?」


「私は嫌です!!!」


私はディナーの途中で席を立って…部屋を出た。



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