万事急須っ!?



不思議なことに痛みもなくなっていた。


そして女は得意気に笑っていた。



「信じていただけますか?」




「お、お前一体…何者!?」


「ですから、急須の精ですってば!
いい加減このやり取り疲れましたよ。」



「……………。」



「まぁ、直ぐに信じろと言われても信じられないと思います。
こんな場所でお話するのもあれなので、別の場所へ移動してゆっくりお話しませんか?」



そう言いながら女はバサッと御座を広げた。

てか、その御座どっから出した!?



「え?違う場所へ移動するんじゃないの?」


「はい。ですからこの御座に乗って下さい。」



日 本 語 通 じ て ま す か ?


座ったら移動出来ないじゃないか。
というか、こんな道端で御座広げんなよ。



取り敢えず御座の上に座った。



何でこんな道端で御座広げて話するんだ?



「しっかり掴まってて下さいね。」


「はい?」



すると御座はふわりと浮いた。





「うわぁああああ!!」




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