割れた砂時計


そしてまた、キスをした。




「ずっと、一緒だよ」


それは、私の口から出た言葉でした。
ずっと、一緒。


『当たり前だろ~ほら、行くぞ!』





その日、
俊は私のお父さんに挨拶した。


爽やかで、好印象でした。


冬休み、俊の家行っていいかとか
泊まっていいかとか聞いて。


怒られるかと思った。


けれど、元気ではきはきして、
笑顔のかわいい俊になら、私を任せられると。


お父さんからも許可がおりました。


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