優しく触れて、


私は必死に隼人の胸を叩く。

「んーんー!!」


すると隼人は目をうっすらと開いた。


ゆっくりと口を離す。


「はぁはぁはぁ……」

私は今まで空気を吸ってなかった分、思い切り深呼吸をする。

「息、しないの??」

「はぁっ…えっと…していいのかなー??って…///」

隼人は私の頭をくしゃっとすると、

「しなきゃ苦しいだろっ」

と、笑って言った。


………。

だってまだ慣れてないんだもん。


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