LOVE STORIES
LOVE&ANOTHER(前篇)
修一は朝から落ち着かなかった。
それは生まれて初めて、子供だけで夜の外出が許されたからだ。
今日は近所でお祭りがある。それに幼なじみの綾香と二人で行くことになっている。
いつもだったら家の近くの公園から家族で小さく見える花火を見るだけなのだが、今年は二人が頼みこんで行けることになったのだ。
しかも、もう小学校三年生になったんだから、と社会勉強も兼ねて二人だけで行ってきたらと提案された。不安はもちろんあったが、それ以上に大人なしで夜に出かけられることの嬉しさが勝っていた。
なので、二人はためらうことなく、喜んでその提案に乗った。
ただし、それには条件が付けられた。まずは夏休みの宿題を終わらせること。
お祭りは夏休み最後の土曜日にある。これは修一にとっても予定通りで、これぐらいに終わらせとかないとまずいと思っていたので逆に目標が出来て良かった。
その日以来、修一と綾香は協力しながら宿題を片付けていった。
もちろん、協力するとは言ってもお互いのを写し合うわけではない。後で親にチェックされるので、そんなことをすればばれるのは分かっていた。
なので、分からないところだけを教えあったり、協力して考えたりして終わらせていった。
それは生まれて初めて、子供だけで夜の外出が許されたからだ。
今日は近所でお祭りがある。それに幼なじみの綾香と二人で行くことになっている。
いつもだったら家の近くの公園から家族で小さく見える花火を見るだけなのだが、今年は二人が頼みこんで行けることになったのだ。
しかも、もう小学校三年生になったんだから、と社会勉強も兼ねて二人だけで行ってきたらと提案された。不安はもちろんあったが、それ以上に大人なしで夜に出かけられることの嬉しさが勝っていた。
なので、二人はためらうことなく、喜んでその提案に乗った。
ただし、それには条件が付けられた。まずは夏休みの宿題を終わらせること。
お祭りは夏休み最後の土曜日にある。これは修一にとっても予定通りで、これぐらいに終わらせとかないとまずいと思っていたので逆に目標が出来て良かった。
その日以来、修一と綾香は協力しながら宿題を片付けていった。
もちろん、協力するとは言ってもお互いのを写し合うわけではない。後で親にチェックされるので、そんなことをすればばれるのは分かっていた。
なので、分からないところだけを教えあったり、協力して考えたりして終わらせていった。