自殺衝動×愛されたい

感動とか、嬉しいとか

よくわからなかった。


男の人にこんなふうに

優しくされ慣れていなかった。



もういやだった毎日

死にたくてたまらなくて

毎日歩道橋の下をながめて

"車にあたったら死ねるのかな"って


そんなことばかり考えていた。

学校がおわって放課後から日が暮れるまで


ずっとずっと。

今日も休日だけど、家にいるのが苦痛で

だから歩道橋を見に行った。


自分にむかって誰かが笑いかけてくれることなんて

無くなっていたのに。


それが当たり前になっていたのに。

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