ポーカーフェイスとあまえんぼ
「菜々子、黙ってて。」
「……はぃ。」
綾に黙らされた菜々子さん。
だけど、私をギロッと睨んで、言わせまいとしてるのがひしひしと伝わってきた。
……やっぱり。
あのメールは全部、菜々子さんだった。
「千里さん。」
「ん??」
「帰り、一緒に帰ろう。」
「う、ん。」
「そのときに、教えて。」
「……分かった。」
私は頷いた。
「集合ー!!」
グラウンドの向こうで、召集がかかり、葵くんは行ってしまった。