二重人格
「着いたぞっ」
私はついつい居眠りをしていたようだ。
『あっ、ごめんなさい。。寝てた』
「いびき凄かったぞ、お前」
『えっ、嘘?』
「嘘。
ほら、行くぞ」
着いたのは一度も見た事のないショッピングモールだった。
私が言ってたショッピングモールとは違い大きくオシャレなオーラが漂っている。
『わぁ!
なんか楽しみ~
はやく行こうよ~』
足をバタバタさせながらヒロキの腕をぐいぐい引っ張って歩く。
男用の洋服ショップに立ちはいるのは初めてだった。
新鮮でなんだかワクワクが止まらない。
中はかっこいい洋服がいっぱいでキラキラ輝いてみえた。
『これ、かっこいい』
「これ?」
オシャレなシンプルなシャツを指差す。
『うん』
そう言う度に彼は洋服を着てみせる。
私がかっこいいという洋服が何倍も何百倍もかっこよくなって、スタイルのいいヒロキにぴったりだ。
『これもいいね~
迷っちゃう』
「なんでお前が迷うんだよ」
そう頭をコツンとするヒロキに何故かキュンとした。