幸せの滑走路



私は固まってしまった。
何が起こったのか頭がしっちゃかめっちゃかで全く思考回路が追い付かない。



数秒して体が離れると彼はごめんと顔を手で覆った。
そしてなぜか顔を背けた。




私は心臓の音を隠すことで精一杯で考える余裕もなく.....。きっと顔は真っ赤なんだろう。



初めてが多すぎてなかなか状況を飲み込めない。





これが何かの始まりの前兆だった。



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