幸せの滑走路
「もう少しこのままでいちゃダメ?」
「えっ?う.....うん。」
といって隣に私を座らせた彼は急に真面目な顔になった。少し緊張感が走る。
「あのさ、俺もっと羅夢ちゃんの事知りたい。........の前にまだ返事聞いてなかったな......」
と私を真っすぐに見つめてきた。
「........あたしでいいの?まわりにいる子達じゃなくて、地味で暗くて、口下手なあたしでいいの?」
「そだよ。好きじゃなかったら追い掛けたりしない。」
彼の目は真剣そのものだった。