【続編】長男のカゴ
その日は早々に眠ってしまった。



善の部屋で寝てるんだけどいいのかな…。



留宇さん、気にしてないのかな…。



「おはようございます」

「おはよう怜ちゃん!!今日は暑いね~」

「朝から日差し強いですね。でも留宇さん焼けなそう」

「あんまりね。白いのはお母さん譲りなの」

「善のおばあちゃん…ですか?」

「そうだね。まんまり会わないんだけどね」



もしかして善が実の孫じゃないから!?



その辺はちょっと聞かない方がいいのかな…。



「今日は沢口さんが来る日だから…お昼は何かな?あっ、洗濯機回しておかなきゃ!!」

「忙しいですね…」

「怜ちゃんの服どうする!?一緒に洗おうか!?」

「貸していただけるなら自分でやります!!」

「じゃあ下着だけ自分で洗ったら?業務用だから一気に洗っちゃった方が楽だしね。下着は乾燥までしちゃえばいいね」



留宇さん好き…。



お母さんがこんな人だったら幸せなんだけどな…。



よし、留宇さんのためにも頑張ろう!!



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