【続編】長男のカゴ
終わればお互いグッタリ。



俺、マジで大丈夫か?



カラダ鈍ってる…。



「どうしたの?」

「俺、頑張るから…」

「うん…」

「次の給料日はふたりでメシ食いに行こうな…」

「おやすみ、善」



部長は俺に優しいけど、仕事には厳しくて。



主任は毎回俺にばっかり文句を言う。



「氷流!!ちょっと来い」

「はい?」

「この字読めねぇ」

「それ、私じゃないです」

「そんなのどうだっていいんだよ。お前がやり直せって言ってんだ」

「今日はこれから斎藤商事に伺うんですが…」

「終わってからやれよ。成績いいからって調子に乗ってんな」



チーフが俺をイジメるんです…。



部下だった部長に先に出世されて形無しだからだとか。



また残業じゃねぇかよ!!



「氷流、手伝うよ」

「別にいいよ。工藤の字の汚さは俺のせいみたいだし」

「だから悪かったって。終わったらメシ奢るから」

「メシは作ってあるから食って帰れねぇの」

「女か!!」



ストレス溜まりまくりだ!!



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