【続編】長男のカゴ
そ、それってうちの家政婦沢口さんみたいなステキ熟女ではなく、ピチピチか?



「メイドって何歳…?」

「普通科の卒業生らしいからな。学園が出来たのが8年前だから…最高で7歳上とかじゃねぇか?」

「それ、超よくね…?」

「超…いいだろうな。お前の好きな年上だ。しかもピチピチのメイド!!普通科も金持ちばっかりだし、S科の玉の輿狙いで…」



『チヤホヤされたりして…』



耳元で囁かれた言葉は俺を一瞬で洗脳。



その後、留宇が雷の背中を思い切り叩いてたのは見なかったことにする。



「厘、美衣、善兄、ちょっと修行してくるから。やっぱり男にはやらなきゃならない時があるんだ」

「「ヤダ~!!」」

「雷が死んだ時にお前ら養うためだ。厘には欲しがってたレアカードやる。美衣にはお菓子買ってやるから…止めないでくれっ…」



こうして、俺はチヤホヤされる旅に出た。



家からはかなり離れてて、防犯面で人里離れた場所にある城みたいな学校だった。



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