ロサは侍女になることにした
「それで、ロサはいつ入るつもりだ?」
「今日…のはずだったが、明日行く。」
「そうか…。梅燕が世話になったな。」
「いいや、体が勝手に動いたんだ。」
とロサはフッと小さく笑った。
部屋にすきま風が吹いた。外はすでに日が落ちていたため、真っ暗闇になっていた。
「今日はもう遅い。ここに泊まっていけ。」
飛舞は言いながら腰を上げた。
「かたじけないな。世話になってばかりいるのは私の方だ。」
「そんな事は気にするな。」飛舞は、梅燕とは別のドアを開けると「ゆっくりしていけ…実家みたいに。」と言い、ゆっくりとドアを閉めた。
「……ぁ」
ロサは少し戸惑ったが、ありがたく部屋を借りることにした。
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