部活~ウチらバスケ部~高校編 ファイナル
双海ベンチに帰って来た選手に、
コーチが、怒鳴り付ける。
「お前ら、何様のつもりだ。
得点を見てみろ、負けてるんだぞ。
変なプライドなんか、いらん。
もっと、必死になれっ!
死ぬ気で、やってみろっ」
そのプライドは、コーチが戦略的に、
植えつけたものだが、
今は、そんな事は、言っていられない。
選手たちも、今まで、圧勝ばかりしていて、
このような展開は、経験したことが無かった
コーチは、
“負け試合を経験させるべきだった”と、
後悔したが、既に遅かった。
コーチは、もう一度、繰り返した。
「いいな、必死になれっ!
今までやって来たことを、思い出せ。
死ぬ気で、やるんだ。
じゃないと、負けてしまうぞ」
「はいっ」
双海の選手は、それに答えた。
変なプライドを持ってるとはいえ、
やはり、一流選手である。
混乱した頭を、リセットし、冷静になり、
マイナス・イメージを振り払った。
そして、オフィシャルのブザーが鳴ると、
闘志をみなぎらせて、コートへ出て行った。