部活~ウチらバスケ部~高校編 ファイナル
三田は、皆を見回して、
「どうだ? 自分たちは、
どんな、素晴らしい人間だ?」
三田は、佐紀を見て、
「サキ」
「普通の人間です」
「まっ“普通って何なんだ”って事は
あるが、いい所も悪い所もある、
みんなと同じ、人間だよな」
皆が、うなずく。
「ところが、思い上がってしまうと、
それが、見えなくなるんだ」
三田は、笑顔で、佐紀を見て、
「まあ、港南の奴らは、
中学の県大会で、慢心の怖さは、
経験済みだよな」
頭を掻く、佐紀、友理、雅美、梨沙。
三田の話は、続く。
「だから、もっと、自分を
知らなければならない。
何が出来て、何が出来ないか、
それがわかれば、
誰に、何を言われても、
自分を見失う事は、ないだろう」
三田は、友理を見て、
「ユリ、それは、どういうことかな?」
「えっ、それは…………
“どうせ、出来る事しか、
出来へんのやから”ですか?」
「そうだ、ユリっ、
これは、名言だと思うぞ。
ただし!」