部活～ウチらバスケ部～高校編 ファイナル

京都府立体育館。


佐紀たちが、中へ入って行く。

ジャージに着替えて、試合まで、
観客席に、集まっていた。


友理「三田コーチ、来るんやろか？」


雅美「来るんじゃないの？」


佐紀「でも、仕事、あるから」


歩美「だよねぇ」


友理「来なんだら、どないしょう」


雅美「私らでやるしか、ないんじゃないの」


里香「先生は、頼りになんないもんね」


梨沙「先生、何も知らないじゃん」


華子「そうなったら、仕方ないですわね。
　　　私たちで、やりましょう」


佐紀「そうだね」


梨沙「じゃあ、私、やってあげるよ」


友理「えー～、リサがぁ？」


歩美「まっ、いないよりは、ましかもね」


梨沙「ましって何よ、ましって」


佐紀「まっ、それは、その時、考えよぅ。
　　　じゃあ、アップ、行くよ」


友理「えー～、朝、走った……」


皆が、友理を見た。


友理「さっ、行こか」


そう言って、友理は、立ち上がった。