僕等は野良猫





「しず…く………あ‥‥して…る…」



私の背中に


2人分の重みが重なった



「…雫は……貴方の事が…、好きでしたよ…柏」



もう届かない声



だけど大丈夫ですよ


柏と雫なら


どこにいても…


一緒にいられます



「私が…‥保証します…よ」



私は天井を見上げる



そして、


そこにいる子に


微笑む



「随分と……フォローを、してくれてましたね………音‥」





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