僕等は野良猫
「あー……もう…寝たんかぁ‥?」
「…雫らしい…ですね……」
「ッフ…ックゥ……そ…やなぁ‥」
柏の声も、涙も
もう‥…
雫には届かないのです‥
「ッハ……‥雫……ずっと…好きだった」
柏の瞳から
溢れる涙は‥
雫への『愛の証』です
「……なぁ……‥雫?お前は……好きだったかぁ‥?俺の事……」
私はただ黙って
雫の分も
柏の言葉を聞いていました
もう時期散るであろう‥
友の言葉を…‥