夏の空


麻美をさがすため,2組に行こうとしたときだった


「あー翔ちゃん,どこ行くの?」


教室から出た私に廊下に友達といた健くんが問い掛ける


「2組行ってくるー!」


「まじ?ひまだし俺も行くー♪」


そう言って健くんも一緒に行くことになった


用事がない限り他組なんて行かないから緊張するけど,健くんがいるからある意味心強い(笑)





扉から顔を出して麻美を探してるときだった




「あれー健吾やん!」


隣にいた健くんに後ろから誰かが話かけた


振り返るとそこにわなんだか恐そうな人たちが3人いた






「おーお前らちゃんと学校きたか(笑)」


「いや!お前に言われたくねーよ(笑)」


「健吾いるなんて奇跡だろ!」


「うるせーよ!」




恐そうな方たちと健くんわ友達らしく,楽しそうに会話し始めた


その内の1人が私に気づいた




「ん?………彼女?」


金髪の人が私を指さしていった


「え!違いますよ!」


私わ両手を顔の前で左右に振った


「そうなん?じゃあ俺と付き合う♪」


クロブチ眼鏡のチャラ男が私の前に顔を出して言ってきた


「……えっ///」


(顔が近い……;;)



そのとき後ろからフワっと抱きしめられた


(……んっ!?!?)






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