純恋〜スミレ〜【完】
『……――純恋、今どこ?彼氏んち?』


『ナナ?どうしたの?何かあった?』


『今、駅前にいるんだけど、叶恋ちゃんが事故に……――』


ナナの言葉に、頭の中が真っ白になる。


叶恋が……事故に……?


まさか。


そんなの嘘だよね……?


だって、あの夢に叶恋は出てこなかったもん。



『ちょっと、純恋?聞いてる……?ねぇってば!!』


嫌だ。


そんなの絶対に嫌だ……――。


『……――ナナ、連絡くれてありがとう!!』


あたしはそう叫ぶと、携帯をバッグに押し込んで立ち上がった。

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